よーすとりーむ

ゆるふわ系殺伐ブログ

ソーシャルゲームを1か月やってみた感想

約1か月ほどソーシャルゲームに手を出してみて思ったことを書き連ねてみたい。
そもそもソーシャルゲームは課金だのなんだのとあまりいいイメージを持っていなかったのだが、やってみてハマる要素がそこかしこに見られたのでそのあたりのまとめと、これからのゲームの方向性についてどことなく推測しておこうと思う。


<で、どのゲームやってるの?>

現在プレイ中はギルティドラゴンシャドウエスケイパー
どちらもサイバーコネクトツーのゲームなのは僕の個人的な理由から。(ど、.hackの続編とか言われたら気になるじゃん!)
ギルティドラゴンの方はいわゆるカードを集めて対戦するタイプのゲーム。有料のガチャを使うと強いカードが手に入って簡単に進められますよ系ってやつです。
シャドウエスケイパーは傾きとフリック操作でひたすら障害物を避けていくゲームです。操作は単純ですが、徐々に上がる難易度とほんの少しのアクション性があるので個人的にはこちらの方が好きです。


<課金の何が問題か?>

 実際にプレイしていて思うのですが、特にカード系のギルティドラゴンではガチャを引くことによって強力なカードを手に入れられるので、ゲームを進めやすくなります。1枚85コイン=85円から13枚1000コイン=1000円でガチャを引けるので月に一度やるくらいなら特に大きな出費になることもありません。事実、僕自身もお試し期間で安くなっていたガチャを引いてみたのですが、強いカードを手に入れられそのおかげで今でも順調に進めることができています。
ただ、ゲームをプレイするには「WP=ダンジョンを進めるために必要なポイント」と「DP=デュエルするために必要なポイント」が存在し、これらを消費してしまうと何もできなくなってしまう。回復させるには回復アイテムをコインで買うか、ただ回復するまで待つだけ。夜中に微妙な時間待つことになることも多々あるので、お金で時間は買える気がしてきます。


 プレイの場をスマホという場所に限っていることを考えれば、隙間時間でプレイしあとは放置というやり方ができるので気は楽です。しかし、イベントでのランキング1位などを考えるプレイヤーにとってはひたすら課金し続けるしかないというシステムのように見えます。トップを狙うには金をつぎ込まなければならない。
僕のようにマイペースでのんびりとプレイしている分には特に問題にもならないですが、これがもし中学高校といった若年層が本気でトップを狙い始めたとしたらそれはそれは恐ろしいものがありそうです。「「コンプガチャ」規制後も高額課金トラブル減らず 自覚せずに遊ぶ子供たち 」SankkeiBizといった記事にもあるように、事実トラブルは相次いでいるようです。ですが僕としてはこのシステムが必ずしも悪いようには思いません。


 プレイし始めて3日間は思うように進めず、課金してしまおうかどうしようかと悩みましたが、そこを越えるとある程度無料プレイの範囲でカードが揃ってくるので問題なく進められるようになりました。ソーシャルゲームを運営する側を考えると、ゲーム自体に課金させるよりもアイテムでちょこちょこと課金させた方がプレイヤーの心理的ハードルを下げられるうえ、プレイ次第では課金する必要もなくなります。これ自体が問題であるとは思いません。
しかし、ここに競争原理が加わってくるとまた話が変わります。イベントでの1位争奪などゲームとしては必要な要素ではあるけれども、勝ち残るためには課金が必要となる。さらに、カードゲームはコンプリート欲を彷彿とさせるため、カードを揃えるために課金する人もいるでしょう。となると、早い話「射幸心」を煽ることによって課金させるシステムが成り立っていると言い切れます。
課金してもらわないとゲームは運営できない、けれど課金されすぎると社会問題になる。そういう意味では月額課金のオンラインゲームは悪くないシステムだったのかもしれません。(ただし猛烈に時間を浪費していきますが…)


 文章に起こしてみるとありきたりなことを書いていますが、これがソーシャルゲームを始めて思ったこと。そして、僕自身はイベントで1位などということにも、カードのコンプリートにも興味はないので、500円課金しただけで済んでいます。要は、そのゲームの価値をどこに見出すか、どのようなルールのもとで自分がプレイするのかということを決められない限り、ついつい課金を続けてしまうのではないでしょうか。お金のある大人はじゃんじゃん課金した方がいいのかもしれませんが、中高生にはそこまでのことは不可能なので、やはりお金でしか買えないものがあるのか…と残念な気持ちになることが多々あります。
何か公平にするための良いシステムが見つかるといいのですが…。


<グラフィックが綺麗なのはいいのだが…>

 ここからはプレイ環境の話。
スマホでプレイできるソシャゲはどこででも電波さえ飛んでいればプレイできる!・・・そう思っていた時期が僕にもありました。
ギルティドラゴンもシャドウエスケイパーも3Dのグラフィックでとても綺麗なゲーム画面をしており、このままキャラを自由に動かせるようになったらスマホでオンラインゲームも夢じゃないなと思い始めておりました。しかし、夢の実現はまだ少し先になりそうです。というのも、電車内でプレイしようとすると回線がブチブチ切れることによってまともにプレイできないのです。Webページを見るくらいやTwitterをするくらいなら問題ない環境でも、頻繁に通信しないとプレイできないソーシャルゲームがプレイできない!!
このシステムが問題だと悟ったのか、後続のシャドウエスケイパーはゲームのプレイ自体は問題なくできるようになっていました。一見軽く見えるカードゲームのギルティドラゴンがかなりの頻度でネットワークにアクセスし、繋がらずにプレイできなくなることがあることを考えると、リアルタイムでアクセスし続けるオンラインゲームなど夢のまた夢…。
ただ、僕が使ってる端末が3Gにしか対応していないのでLTEが使えたらもしかして…?などと思うのですが、LTE対応端末でプレイしている方どうでしょう?


そして、外出先でもプレイしていたらデータ通信量が今までの2倍になりました。家ではWi-Fiで接続しているのでそこまで問題はないのですが外出先では3Gで通信することがほとんどです。これまでがだいたい月1GBだったものが、今月は2GBくらいまで増えそうです。まさかこんなに増えるとは思いもしなかった…。


<スマホでゲームのこれから>

 ここまで書き連ねてきてまだ書くのかと言われそうですが、ソシャゲの未来についてどことない憶測を。
単純に、スマホのスペックとモバイル通信の高度化によってさらに発展することが確定的と言えそうです。映画「ドットハック セカイの向こうに」の中で、スマホを使ってオンラインゲームを楽しむシーンが多々出てくるのですが、進む方向としてはこんなもんだろうと思います。河原でも自分の部屋でも、学校でもどこでもネットにつながった状態でゲームをすることが当たり前になる世界。そこに眼鏡型のディスプレイでも出てくればプレイ環境としてはそう不自由することもないでしょう(この辺りはまだどうなるやらわかりませんが)。
2年後にはLTE-Aも始まるみたいですし、年々スマホの性能も上がっていくみたいですし、ゲームをする環境としては整いつつあります。あとは、携帯型のコンシューマー機がどう対抗するのか、また、スマホ独特のタッチパネルだけではゲームは無理だというところにどのような解決策が見出されるのか、はめ込むタイプのコントローラー?それともモーションセンサー?などと考え始めると楽しくてきりがない!
てなところで、皆さんもほどほどにゲームを楽しみましょうね~!